□「助けて!メンター!」今日のお困りさんは中間支援機関で働く、20代のIさん

《相談》by I
頑張る誰かを応援するのが好きで、中間支援機関で働いています。
でも最近は毎日仕事が忙しくって、あんなに好きだった「誰かの話を聞いて、応援する」という行為が、かなりつらくなっています。
せっかくご相談に来ていただいてるのに、自分が忙しいからと、「面倒だな、早く話終わらないかな」って思っている自分に気づいてショックで・・・
私、中間支援の仕事が向いていないのでしょうか?

 

《返信》by G
中間支援に限りませんが、「あんなに好きだったこと」「自分で選んだこと」がつらくなったりモチベーションが下がったりした時に、「自分の(良くない)変化が原因だ」「根気や責任感がないからだ」などと過度に自責にしすぎてしまうのは、避けておきましょう。つい、そう考えてしまいがちですけどね。

あなたのタイミングによっては「そういう時もあるよね」とあえて軽く受け止めることも良いと思います。

もしその悩みにきちんと向き合いたいと思うなら、原因はいろいろと考えられると思います。
リラックスした状態(重要!悲壮に追い込むのではなく)で内省して、ネクストステップを見つけてみましょう。

仮説としては、たとえばこんなことがありますね。
・成功や成長の実感を得られる機会が少なくなっている
・自分の関心やモチベーションが変化しつつある過渡期にある
・その業務を相談できる相手がいなくて孤独感がある
・「好き」の中身をもっと掘り下げて考える必要がある
・そもそも、仕事、あるいはプライベートなどが忙しくて疲れている

悩む時は悩む、落ち込む時は落ち込む、それも良いと思います。
そういう時間もたまには必要です(私も年に3回ぐらいはそういうことがあります)。

でも、自分の内面の変化や内なる欲求に向き合う時にするべきなのは、「しんどい状態で悩む」ことではなく「リラックスした状態で考える」ことです。

忙しくて今そういう時間が取れていないのかもしれませんが、まずは次の休みにでも、温泉、自然の中、居心地の良いカフェなど、自分をニュートラルな状態に持っていける環境に身を置いてみましょう。

 

《返信》by H
仕事として「誰かの話を聞いて応援する」という行為を、100%自分の気持ちも入れて対応するのは、なかなか難しいですよね。

私は企業に勤めていた20代の頃の上司に、「仕事で使うのは自分の能力であって、気持ちを入れる必要はない」と言われたことがあります。

自分の気持ちの部分も大切にして仕事していきたい、と思う人には少し違和感があるかもしれませんが、プロとして常に一定の成果を維持するために、自分のモチベーションの管理も含めて、1つの行為を気持ち面からでなく、能力や技術としてブレークダウンして考えてみるのも必要かもしれません。

相談業務の時間管理としては、もしかすると、必ずしも「最後まで話を聞く」ことが「いい相談にのる」、ということではないかも。

あらかじめヒアリングシートや項目を設けておいて、「何がわかればその人にとって必要な情報をこちらから提供できるのか」を自分なりに整理しておく、できればその項目について先に記入してもらってから、それを見ながら相談ができると、お互いに話すべきことがクリアになっていい効果が生まれるかも。

自分の(相手のも)時間を有効に使いながら、よりよい成果を導くための相談への乗り方、の工夫を色々考えてみるといいかもしれません。

 

《返信を受けて》by I
ご回答ありがとうございました!
自分を責めるばかりになってしまいましたが、回答を見てなんだかほっとしました。

「気持ちを入れること」が「仕事の成果」につながるわけではない、という点、目からウロコでした。
というか、わかっているつもりのことだったのに、「好きな事」と一致している仕事だと、逆に忘れてしまうのだなと思いました。

今は確かに、そもそも疲れていて気持ちが落ちているところがあるので、今度時間をちゃんととってリラックスできた時に、今の仕事の環境や自分の内面を振り返ってみたいです。
ありがとうございました。

 

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