「キャリアをデザインする」ってどういうことなのか。
「ソーシャルセクターで働く人のキャリアデザイン」
にはどんな特徴や課題があるのか。
私たち自身が、改めてキャリアデザインについて学ぼう!と、
セミクローズドの連続勉強会を企画。
第1回(開催報告はコチラ)に引き続き、第2回勉強会を11月20日に開催しました!

今回は下記の書籍の第3章「基礎力を身につける」部分をシェアし、
ディスカッションしました。
『キャリアデザイン入門[I]基礎力編』第2版, 大久保幸夫著, 2016年, 日経文庫

 

まずはすべての仕事に共通する力、キャリアの基礎力としてあげられている
下記の能力について、「それってつまりどういう力?」という内容をおさらい。

●対人能力…「親和力」「協働力」「統率力」
●対自己能力…「感情制御力」「自信創出力」「行動持続力」
●対課題能力…「課題発見力」「計画立案力」「実践力」
加えて、「処理力」「思考力」
※さらに、上記能力だけでなく、「態度」も密接に関連

特に参加者からの関心が高かったのは「対自己能力」
=自分自身の感情を抑制し、自分を動機付け、良い行動を習慣づける能力。

「感情制御力」=気持ちの揺れを制御する力については、
感情によって個人のパフォーマンスが左右されるから大事な視点、という意見も。

自分自身の感情と向き合うこと、はいたずらに「我慢すること」とは違う。
自分自身の感情と周囲の状況を客観的に見る習慣を身につけることが必要。

というレジュメ発表者からの気づきもシェアされました。

そのほか、「自信創出力」については、次の3つの要素があることをシェア。

「自信創出力」=前向きな考え方ややる気を維持する力
・「独自性理解」…自己と他者の違いを認め、自己の強みを認識する
・「自己効力感」「楽観性」…やればできるという予測や確信を持つ
・「学習視点」…常に何かを学ぼうとする視点でものを見る

自信は「ある」ものではあく、「つくる」もの!
スキルアップだけでなく、「自分は自分、他人は他人」と一部割り切ること
も大事、という気づきがありました。

その後のフリーディスカッションでは、
「最近よくパーソナルミッションはなんですかと聞かれます。
パーソナルミッションって何なんでしょうね?」

という参加者の発言から、
『パーソナルミッション』についての意見交換が始まりました。

「後付けかもしれないけど、それがあると行くべき方向性が定まるような気がする。」

「パーソナルミッションを一つに絞ることはあきらめている。複数あっていい。」

「パーソナルミッション」=山登りの頂点にあるもの?判断基準のモノサシとなるもの?の2つが混同されがちなので整理した方がいい。モノサシは数年後には変わる。」

「逆算した人生ではないのだから、後付けのミッションはなくてもいいのかも。
自分は積み上げ型。」

などなど、参加者それぞれの「パーソナルミッション」についての考えを議論しました。

さらに、著書からの学びとしての「基礎力」をどう見るか、という議論へ。

「(ソーシャルセクターで働く人は)比較的自己評価(「自己肯定感」)が低い傾向にあるような気がする。」

「チームとしてオール5になればいいと思う。組むべき相手を見つけるための指標。」

「能力は、あくまでも他者から評価されるもの。」

「(能力・スキルの一覧は)自己評価と他者評価のギャップをうめるために使う。」

などなど、「自己評価」するか「他者評価」されるか、
によって「基礎力」の見え方も違う、という話になりました。

同じ書籍を読んでも、その捉え方・使い方には多様性があること、
自分自身のキャリアに関する力や態度を「言語化する」
ことの重要性を改めて感じた勉強会でした。

GRASSでは、今後もこのような勉強会を開催していきます!
第3回勉強会は12月18日(月)19:30~21:30
詳細決まり次第ご案内します。

(文責:星野)