2018年2月22日(木)に、
キャリアの内省と相互フィードバック・ワークショップ
~ソーシャルセクターで働く者同士でキャリア・デザインを磨く~
を開催しました!

その名のとおり、自分のキャリアについて内省する時間をとり、
自分の生き方・働き方を棚おろしして、キャリアの方向性を明らかにする、
そのイメージを他の人に話しながら、参加者同士でフィードバックをし合う、
という目的で実施したこの企画。

「今ちょっと立ち止まって考えてみたい」というそれぞれの動機をもった
参加者計8人で実施しました。

 

はじめに、これまでGRASS勉強会「キャリアデザインについて改めて学ぶ」等
で研究してきた「キャリア・デザイン」の概論について
GRASSボードメンバーである五井渕さんから共有。

 

 

 

 

 

 

キャリアデザインとは、
キャリアの客観的側面
(実質的な職業選択や職務経歴)と
キャリアの主観的側面
(自分は何者であるか?という仕事上の自己イメージやアイデンティティ)
について、自分自身が主体性を持って自律的に計画し実行しようとすること。

そしてその自己イメージを固めるための基本となる考え方として、
「シャインの3つの問い」と「キャリア・アンカー」「キャリア・サバイバル」
が紹介されました。

まずは「シャインの3つの問い」や「キャリア・アンカー」を使って、
「自己イメージを固める」ことが重要です。

でも「キャリアサバイバル」の視点で外部からの要請や求められる役割に
応えていく、という過程も必要。
自分を真ん中に置いて、上司や家族などのステークホルダーそれぞれから
自分への期待、そしてその期待が5年後にどう変化するのか、を考える
ステークホルダー分析もたまにやるといいですよ、という話も。

 

さらに、明確なゴールが見えないながらも、とにかく目の前の急流と向き合い、
自分の持つすべての力を振り絞って乗り越えていくキャリアの「いかだ下り」の段階にも、
船が転覆しないように、自分自身の軸がどこにあるのか、どこに向かいたいのか、
という自己イメージを持っておく、その棚卸を自分でする(内省する)ということが
やはり重要です。

そしてその先は「自分の山」を 定めて、
自分が生涯をかけて取り組んでもいいと思える専門領域を選び、
目標に向かってエネルギーを集中させる「山登り」に移行していく。
「いかだ下り」と「山登り」の発達過程を通じて、
自分のキャリアデザインをする。

 

特にソーシャルセクターで働く上では、
キャリアについて改めて考える「節目」が組織内の機会としてやってくることが少ないため、
新しい仕事を始める時などに、自分自身で節目をつくる(キャリアについて見つめなおす
時間をつくる)ことが必要です。

この「デザインする」節目を自分でつくらないと、
自分の現在地をきちんと認識できず、「自分が成長している」実感も持てません。

自分一人で内省してキャリアデザインを考える時間も必要。
でも時にはそれを他者に話すことで、自分では気づけなかった新たな気づきを得たり、
漠然としていたイメージを言語化してみたり。
お互いに自己開示してフィードバックをし合う、
それにとって互いの成長に貢献し合う、ことができます。
それこそが、GRASSでつくっていきたい
「自分たちで、自分を育てる、育ちあいのためのコミュニティ」です。

 

そんな話の後は、
「シャインの3つの問い(Can, Will, Must)」と
「自分のキャリアの方向感、納得感、ありたい姿、達成したいこと、
課題・阻害要因、ネクストアクション」について書き出すワークをそれぞれ実施。

 

 

 

 

 

 

その内容についてグループでシェアして、お互いにフィードバックをし合いました。
この相互フィードバック、
「お互いの問いかけによって、その人の気づきや成長に貢献しよう」
という姿勢がとても大事です。
「自分はその人にどんな貢献ができるのか」を考えながら、
お互いの話を真剣に聞く姿が見られました。

 

短時間ながら、お互いの自己開示とフィードバックで充実した時間となりました。
(運営側も後半は話に夢中になり、写真を撮り忘れました…^^;)

GRASSでは、今後もこのような内省と相互フィードバックの機会を設けていきます。
(日程が決まり次第このHPでもご案内します)

文責:星野美佳